読書をすると仕事に役に立つ、だから自己啓発書を読む!?
なんでそーなるの!と突っ込みたくなりますが世の中の多数派は残念ながら自己啓発本にはまる人間は多いです。
結論から言うと自己啓発書を読む意味はほとんどありません。
もしかしたら耳が痛い話もあるかもしれません。
順を追って説明します。
本を読まない人から聞かれた意外な質問
○○ってさ~月に何冊くらい本読むの?
この質問の意味は分かるけど、即答はできなかった。
なぜなら必要・興味がある本が有って初めて本を読むからだ。
そもそも読んだ本の数をカウントすること自体に価値を感じなかったし、仮に数えていたとしても
- 今月は5冊かー。ちょっと少ないな
- 年間300冊読んだ!いやー為になったな~
なんて感想が出るはずがない。読んだ冊数は読書した後の意味の無い結果でしかないのだから・・・
大事なのは読書して得た知識を日常生活に取り入れ、生活の質を上げる・娯楽として楽しむが目的のはず
ただ、中には手段と目的が逆転してることに気づかない人間もいるし
目的自体が曖昧な人間はそれなりの人数がいると思う。
残念ながら目的自体が曖昧な人間は自己啓発本を何冊読もうが現状は好転しません。
目的が曖昧だとなぜ自己啓発しても意味ないのか
現状を変えたい・・・でもどうすれば良いかわからないって方多いと思います。
だから手段として本を読む(自己啓発でも何でも)だけど本を読んでも何故か現状が変わらない・・・
ちっがーう!読書という能動的な行動したのは偉い!ただやり方が間違ってる。
説明用に名著である7つの習慣から一部引用する
第一の習慣:主体性を発揮する
「人間として自分の人生に対して自ら選択し、自ら責任をとるということ」byコヴィー博士
これを知って上手くいってない人生は好転しそうですか?
なるほど!?知らなかった。明日から実践してみようという人間には自己啓発書は有用だ。
けど現状を変えたくて悩んでる大半の人間は思うだろう。
それを知って自分はどうしたら良いんだ・・・ってね。
確かにベストセラーで売れ続けている自己啓発書は有用なことが書かれている。
ただし具体的に私・俺はどう行動すれば良いのかは書かれているわけじゃない。
実際に人生を好転させるには自分が置かれている状況を分析し、自己啓発書に書かれている内容を読み解いて自己の問題解決用にアレンジする必要がある。
問題を理解せず、自己啓発書を読み漁るのは料理のレシピを知らずに調理器具だけ買いあさるのと同じだ。
自己啓発本は知識を近道出来るけど、自身が意味を理解してないと使いこなせない。
どんな知識にも同じことは言えます。知っているのと実践には決して超えられない壁があるのです。
英単語を知っていてもとっさに英会話は難しいでしょう。
なぜ頭でわかっていても実践出来ないのか・・・簡単に言ってしまうと理解度が足りません。
何事も知識として覚えるのは簡単です。しかし実践するとなると想定外の出来事だらけで教科書通りにやったってうまく行くはずないのです。
知っていても無意味、実践できないから。
結局自己啓発本を読んで良質な知識を付けたところで、実践できないのでは意味がありません。
じゃあ読む意味は全くないのか?私は自分の答え合わせとして読む事があります。
人間関係で悩み試行錯誤して生み出した自分の答えが間違っていないか・・・
ああ、著名人も同じ結論に至ってる。間違いなさそうだな
あれ、違う考え方してるな・・・どういう意図があるんだろう。
自身の思考を洗練させるために、あくまで補助的に読むようにしています。
自分で考えるのはめんどくさい。著名人が言ってることは正しいと妄信して行動する人間は問題解決能力が全くなく
残念ですが、一生同じ問題を堂々巡りしてしまうのでしょう。
最後に
経験が豊富な人間にとって自己啓発本は機能します。
自分は何も持っていないまっさらな人間だ・・・だけど特別な人間になりたい
的なマルチ嵌りがちな人やプペル見てそうな人間は時間の無駄だから絶対読まなくて良いです。
あー読んだ冊数自慢したい勢ならどうぞ遠慮なくお読みください。
後行動がヘボい意識高い系もどうぞどうぞ
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